【羽化エピソード②】本気は足音でハッキリわかった。
こんばんは、卯月です。
昨日から「命に触れる」というテーマではじまったセミの羽化エピソード。
本日は第二回目です。
↓第一回目はこちら
セミが本気になった瞬間のお話のはじまりはじまり。
……それじゃ、行こうか。
レッツゴー!
前回までのあらすじ
前の記事を見ていらっしゃらない方もいると思うので、まずはざっくり内容を。
夏になったらセミの幼虫を見たいと思っていた卯月の目の前に、1匹のセミの幼虫が姿を現しました。
しかし、それは早朝に土から出てくるはずのセミとしては珍しい夜の時間のこと。
例外的なものを感じて見てみると案の定、セミはとても弱っていて正常な状態ではありませんでした。
(追記)ごめんなさい!セミの出てくるのは夕方とか夜で合ってたみたいです。だからセミ太郎はふつうに弱ってただけ。わたし勘違いしてました。これからはもっとよく研究してからお話します。申し訳ない。
けれど、目がまだ生きていて。
その瞳を見て卯月はこのセミが羽化する瞬間を見届けようと決意しました。
……一先ずセミの観察を開始した訳だ。
今日はその続きだよ〜
言葉の力って大きいと思ったから
まわりにはアリが群れてるし、ちょっと歩いてはひっくり返ってしまうくらい足取りはふらふらでした。
しかも、ひっくり返ってもがいている姿がとても痛々しくて見ていられません。
高いところを目指しては、一歩二歩登ったところで落下してしまうような。
そんな状況でした。
なので、わたしずっとセミの幼虫に向かって話しかけていました。
自己啓発セミナーを一人で開催しているような感じで「この世には乗り越えられない試練は訪れないんだよ。だからあなたは今とても大きな意味のある戦いをしているんだよ」みたいな。
いや、ちょっと変なひとだったかもしれませんが。笑
命かけてがんばっているセミの幼虫を前にしてそんなことはどうでもいいですよね。
それに、気力を失いかけて身体の色が濁っていくセミの幼虫が、たしかに言葉のエネルギーで生きることを止めなかったような気がするんです。
そして三度目くらい壁から落下した後。
ふと、セミの足音が変わりました。
わたし言葉の力って大きいと思うの
……僅かな波間に力が籠るんだ。
本気は足音でハッキリわかった
セミの足音が変わること、この時はじめて知りました。
卯月は人間もほかの生き物たちも大差はないという考えの持ち主なので、これに違和感はありませんが。
みなさまの感覚としてはいかがでしょうか?
でもそれは人の足音と同じように。
わずかに聴こえる枯れ葉を踏み分ける音が確かなものへと変わっていきました。
セミ太郎が本気を出したみたいだった!
……ネーミングセンス。
まとめ
はい。ということで。
今日は羽化エピソード②としてセミが本気になった瞬間についてでした。
これからセミ太郎の本気がはじまります。
次回もお楽しみに。
本気のセミ太郎!がんばれ!
……じゃ、また明日。
最後までお読みくださってありがとうございました。
以上、卯月でした。