【羽化エピソード③】上へ上へと登っていく。
こんばんは、卯月です。
本日はセミの羽化エピソード第三回目です。
↓あらすじも話すけど。読んでない方は是非に。
本気になったセミ太郎が壁を登ります。
……その名前に決まったんだ。
心の中でずっとそう呼んでたから!
前回までのあらすじ
セミの羽化する瞬間を見たいと思っていた卯月の目の前に現れた一匹のセミの幼虫「セミ太郎」。
時間外れの夜に土から出てきてしまい完全に弱っているセミ太郎をわたしは応援することを決めました。
(追記)ごめんなさい!セミの出てくるのは夕方とか夜で合ってたみたいなので、時間外れではありませんでした。わたし勘違いしてました。これからはもっとよく研究してからお話します。反省中。
必死にもがきながらも、それでも羽化を目指すセミ太郎を応援し続けると。
ふと、セミ太郎の足音が、周りの空気が変わりました。
彼の本気のはじまりです。
これからどうなるでしょ!
……進もう。
上へ上へと登っていく
一歩二歩と壁に登ろうとするのですが、すぐに落ちて逆さまになってしまっていたセミ太郎。
ただ、本気になってからは違いました。
一歩二歩と登り、三歩四歩と登り、五歩六歩と登り、七歩八歩と登り。。
さっきまですぐに落下していたのが嘘のように、上へ上へと登っていきました。
それまで応援の言葉を話し続けていたわたしも、その力に圧倒されて黙って見守っていました。
ゆっくりと、でも確実に壁を登っていく姿は圧巻でした。
↓命の姿をよくよく見てください。
光に照らされて輝いているでしょう?
……彼は光の方に進んで行ったんだ。
そして到頭天辺に
壁を登って登って、そして到頭天辺に到着しました。
壁の一番上まで、セミ太郎は自分の力で登りきったんです。
もうわたし頭では考えられませんでした。
ただ、羽化しようとするセミ太郎を凝視して、そこで鳥肌を立てておりました。
ついにてっぺんに着いた!
……ここからが本番か。
まとめ
はい。ということで。
今日は羽化エピソード③として壁を登るセミ太郎でした。
果たしてセミ太郎は羽化することができるのでしょうか。
次回。乞うご期待。
羽化まであとちょっと!
……物語はまだ10分の3だという事、忘れずに。
最後までお読みくださってありがとうございました。
以上、卯月でした。