ブラインドタッチ。(スタート編)
こんにちは、卯月です。
さて、今日からブラインドタッチの練習が始まりました。
サラサラと流れるようにタイピングする姿を想像しておったのですが……。
これ……ムズイです。
ということで、今日はブラインドタッチ練習開始一日目の様子を、昨日の「ブラインドタッチ。(企画&調査編)」で調べた三つの鉄則に基づいて、レポートしていきたいと思います。
まずは鉄則その一はこれでした。
『一.ホームポジションを守るべし』
これは、開始初日にしてかなり実行できている気がします。
ちょっと打ったら……はい!ホームポジション!
またちょっと打ったら……ほら!ホームポジション!
という感じで。笑
とにかくホームポジションに戻ることだけを考えてタイピングしています。
果たしてこんなやり方で合っているのか?笑
少々疑問でありますが、まぁ続けるとします。
はい次。
『二.キーボードを見てはならない』
これはね……不可能ですよ。
だって、見ないとわかんないじゃん!
最初からかなりキーボードと慣れ親しんでいる人ならともかく、全然覚えていない状態で何も見ずに打つというのはもはやエスパーの領域です。
ということで、今はキーボードをチラ見しつつタイピングしております。
あくまでチラ見なのが努力の証ということで。笑
チラ見状態から徐々にブラインド状態にアップグレード!
これからそういう目標でいきます。
最後はコレ。
『三.標準運指を参考にすべし』
わたし的にはこれが一番難関。
アルファベットだけでも頭がいっぱいなので「、」「。」とか「shift」「delete」「enter」まで標準運指を守っている余裕がありません。
しかも、「shift」「delete」「enter」は小指を使うから余計に難しい。
小指って普段あまり使わないからか、つい中指が出てきちゃうんですよ。
中指に押させずに小指に徹底するのがなかなか大変なのです。
でも、大丈夫。そんな時は必殺想像力の出番です。
どうしても小指を使いたくなるように自分を仕向けてしまえば良いのです。
そんなことどうやってするのかって?
気になる方は続きをお読みください。
〜小指ものがたり〜
仕事の速い先輩・右手中指と、まだ半人前の後輩・右手小指。
小指はいつも行動が遅く、どの指からも助けてもらってばかりです。
ある時、タイピングの時間が始まりました。
タイピングは右手小指の苦手分野。
特に、普段の位置からかなり遠い『delete』が難しく、今まで一度も押せた試しがありません。
次こそ『delete』を押せたらなぁ……。
小指はいつもそう思っていました。
しかし、二度あることは三度あるものです。
やっと念願の『delete』を押す時がやってきたのにも関わらず、またもや、小指は自分に仕事が回ってきたことに気付きませんでした。
中指「小指はいつもモタモタしてんな〜。『delete』くらい俺が押しとくから、お前は引っ込んでろよ」
中指はイライラしてそう言いました。根はやさしい性格の中指ですが、自分の仕事が速い分、仕事の遅い指を見ているとついつい自分でやってしまいたくなるのです。
小指「あっ、ぼくがやるんで……」
小指はそう言いましたが、すでに『delete』に向かっている中指に今から追いつくのは無理だろうと諦め、その場でぼんやりと中指のことを眺めていました。
ぼくっていつも、他の指に助けられてばかりだ……。
小指は落ち込み、ただ意味も無くその場に固まっていました。
しかし、その時です。
右手小指はどこかから視線を感じました。
薬指「……。」
そう、それは左手薬指からの視線。
左手薬指は右手小指の片想いの相手で、いつもさらりと仕事をこなすそそとした指です。
小指は思いました。
ぼく、このままじゃダメだ。
そして、そう思った時にはもう体が動いていたのです。
小指「先輩、すみません!やっぱりその『delete』、ぼくが押させていただきます!」
小指はそう言って、『delete』に向かっていた中指を風のような速さで追い越すと、とうとう『delete』を自分の体で押し込みました。
やった!ぼく、ついに『delete』を押したんだ!
小指は今までにないほどの達成感を感じて嬉しくなり、他の指たちを見渡しました。
中指は、「あんなにトロかった小指がなぜ?」といった表情で、まっすぐに伸びて固まっています。
他の指たちは、小指が『delete』を押したことに、驚きつつもどこか嬉しそうです。
最後に、右手小指はそっと、左手薬指のことを見てみました。
薬指「……。」
目が合っても、薬指は何も言いません。
しかし、その沈黙が悪い意味でないことは、鈍い小指にも薄々感じられました。
ぼく、薬指にいい所を見せられたみたいだ。
そうして、小指は「これからも『delete』はぼくが押し続けてみせる!」と決意を新たにしました。
左手薬指の美しい爪。
その爪が淡くピンク色に染まっていることに気が付いたのは、右手中指だけでした。
中指「な〜んだ。そゆことかよ」
中指はそう小さく呟くと、いつも通り、ホームポジションのKに戻って行きました。
〜おしまい〜
はい、いかがでしたか?笑
一応言い訳しておくと、これはわたしがただ単に妄想しているのではなく、小説家になるための訓練の一環なんで。(言い訳がましい。笑)
まぁ、このストーリーのおかげで、『delete』は何としても小指に押させてあげたいと思うようになったので、その問題はクリアです。
なんの話だったかというと、『三.標準運指を参考にすべし』の話ですよ。
とにかく、こんな感じで小説家訓練をしつつ、標準運指を馴染ませていけたらな、と思っています。
さて、だいぶ長くなってしまいましたが、ブラインドタッチ初日の状態はこんな感じです。
とにかくタイプミスが多い上に、打つの遅すぎな状況ですが、そこはまた進歩した時に記事を書ければと思っています。
最後までお読みくださってありがとうございました。
以上、卯月でした。
また明日ね。
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